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2007年09月10日

残暑お見舞い申し上げます。

皆様、いかがお過ごしですか?

この度は、色々とご心配をおかけしました。

私は最近、少し肩の力を抜いて過ごしています。

そして…

皆様とまた現場で会える日が来ることを願っております。



piyota
posted by piyota at 22:21| 東京 曇り| ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

暫定通達事項

私自身の、この業界に対する意識が大きく変わろうとしています。

勿論自分が21年も歩んできた映像世界ですから、そう簡単に頭から無くせるものではありません。

ですがここ数年、特にこのブログを立ち上げてからは、どこかでやはり、この世界に対する疑問や不信感で満たされていたのではないかなぁと思えるのです。

この仕事を目指して映画学校に入った10代の頃、これは人に夢を与える仕事なんだと、照れくさくも本気で考えていました。

確かに出来上がった作品、また、劇場で見る他の人たちが作った作品を見る事で、時には笑ったり涙した事も正直数え切れませんし、例えばドラマ以外の情報番組やその他の番組等でも、知り得た情報も数知れません。

まさしく私にとっても、ましてや世間にとっても、テレビや映画無くして娯楽は語れないと言っても過言ではないものであったのです。

ならばそういった作品作りを陰で支えるスタッフになろう。 それがこの人生への第1歩でした。

最初の数年は、小さな技術会社でカメラアシスタントとしてワイドショーや情報番組を経験し、次にテレビ番組とは無縁のビデオ映像作りを約7年程していました。 その間、映像への思いは更に膨み、ついに映画やテレビドラマへの希望を見出したのです。

そこで私は、更なる自分の活路として、これらスタッフ全てをサポート出来る業務を選びました。 それは一つのパートに固執しない車両部という総合的なサポート業務です。

車両部は、時には制作部の手や足となり、時には撮影部や照明部のアシスタントをし、時には衣裳やメイクの道具を運び、時には監督や助監督の愚痴を聞きます。

これらは全て作品作りの為の、車両部なり、いえ私なりの生きる道であったんですね、及ばずながら…

それが例えばスタッフテロップに名前が載らなくても、例えばその業務内容の全貌が誰にも知られてなくても、それがサポート業務の宿命なのだと自分に言い聞かせながら、今日までがむしゃらに歩んで来たんだと思うのです。

そして車両パートとして区切りの10年が経ち…


テレビドラマ(映画)作りは相変わらずです。 毎日毎日密度の濃いタイトなスケジュールに何の疑問も持たない勤勉なスタッフたちは、日々襲い来る睡魔と戦いながら、果たしてこれが報われるのであろうか等とは一切考える余裕すらなく日々を過ごしています。

そして我々車両部と呼ばれるドライバーは、作品を制作する会社とは独立したそれぞれの車両会社の元、いわば安全運転が原則の法律の中で、各スタッフや荷物を無事に現場へと届け、尚且つ現場では、それらスタッフのサポートをすることを、今現在も疑いもなしに生業としているのです。

しかし近年、状況は変わりつつあります。

車両会社は、社会の風潮や世間の非難等を受けて、ロケ業界より真の独立(旅客業へと)をしなければならなくなってしまったのです… (真の独立とは、あえて言うなら、この業界における長時間労働、長距離運転等のドライバーに掛かる今までの過度の負担が、労働基準法等によって全否定されるということ)



このブログを始めてから丸2年の月日が流れました。 その間、書き込んだ記事の数はおよそ342にも及びます。 コメント数は1183を数え、訪れて下さった方々も気が付けば有難いことに10万人を遥かに超えておりました。

自分自身でも、ここまで長く書き続けられるとは正直思ってはいませんでした。 これも偏に訪れて下さった皆々様方、そしてコメント下さった各方面各スタッフの皆々様方の陰ながらの応援(失笑?)に、それこそ僕自身が支えられていたからに他なりません。

また身勝手な言い分にも関わらず、言いたいことも言わずに暖かく見守って下さった多くのスタッフやその他の皆々様方にも深く感謝すると共に、これからもこの業界で働き続ける意思を持った多くの諸先輩方、同業種、同僚、そして新たな目標としてこの世界に夢を見出そうとしている若者たちにとっても、このブログが、良くも悪くも何らかの形で役に立てたのであれば、それはそれでとても幸いだったと思っています。

この度、真の独立を受けた業界より、当ブログの内容がチクリになるのでは? との不可解な指摘を受け、一緒に働く同僚や仕事仲間のことも考慮して、あえてブログ自体を暫定自粛する事にいたしました。 より良い環境作りの為を思ってのことでしたが、どうやら今回は逆効果に終わってしまったようです。

皆様にとって、全身全霊を捧げられる良き業界でありますように…

またいずれ、どこかでお会い致しましょう!!


※ 尚、以前書いた記事の中には、それなりに皆様の参考になるような内容のものも実際あるかと思いまして、ブログ自体はそのままの状態で残しておこうと思っています。

piyota.jpg piyota手(チョキ)
posted by piyota at 22:39| 東京 雨| Comment(14) | TrackBack(8) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月22日

100%の確率

つい先日、自身2番目に勤めていた某出版社が、破産して潰れたというニュースがインターネットにて流れていました。

これで今までに退職した3社全てが、僕の退職後に、何らかの理由により消滅したことになります。

果たしてタイミングがいいのか悪いのか。

そして現在…

10年在職中の会社は、どうやら僕の存在を快く思っていない様子。

まぁこれも、与えられたタイミングなのかもしれません。

今後の展開が楽しみです。
posted by piyota at 12:53| 東京 晴れ| Comment(14) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月17日

続 あの太陽に向かって走れ!

前回より確実に高く、そして眩しい太陽を真正面に受けての本日の帰路。

我々はクランクアップ前日に再び、予定を遥かに上回る朝5時までの長時間ロケを敢行してしまいました。

今月になって初めてのオープンロケ。 それを存分に楽しんだつもりはないのでしょうけど、再びこうして朝日を見ながらの帰路になるとは誰も想像していなかったと思います。(思いたくありません…)

大抵クランクアップ間近というのは、一般的にスケジュールが軽いイメージもあるにはあるのですが、まぁ最後まで気を抜かずに仕事をやり遂げるという意味では、このような密度の濃いロケが最後というのも、またありなのかも知れません。

ただ昨夜も体調を崩したスタッフが早退していましたし、期間中には制作君がロケの帰り道で制作車をぶつけてしまったりもしていました。

ロケはスタッフあってのものです。

ま、死なない程度に…

皆さんクランクアップを迎えましょう。



あっ、今クラッときた。
posted by piyota at 14:46| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

実感!

ついに、ついに今月初めて太陽の光を浴びてのロケとなりました。

予想最高気温30℃の真夏日とはいえ、どれだけこの日を待ち望んだことでしょう。

約2週間にも及ぶ連日長時間地下駐車場待機となっていた今回。

ついに我々は、クランクアップを明日に控え、最終段階であるオープンロケを迎えることとなったのです。

心地良い風。 心地良い空気!

現場移動がある。移動メシもある!

ああ生きているって素晴らしい! そんな当たり前のことさえ実感できてしまう程、今回の現場はいい経験となったのです。

でも… 本日は土曜日で快晴。

渋滞がある。 見物人も多い!

中には実感したくないことも、あったりするのも、また事実だったのでした…
posted by piyota at 08:30| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

地上は何をする人ぞ

地下駐車場待機生活の合間を縫って、まるで酸素切れの水槽魚のように、空気を吸う為地上へと出る。

すると「本番!」と声のするロケセットを横目に、どこのパートか分からぬ若いスタッフ2人が、胸倉掴みあってのマジ喧嘩の最中。

「俺が謝ったのに、シカトしてんじゃねーよ!」



いやはや、地上もある意味大変なんですね。
posted by piyota at 10:49| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

ロケ隊心理学入門(集合&移動)篇

●集合場所の前を歩いて行く朝帰りツアー客やクラブ帰りの若者たちは、正直羨ましい。

●金があったら、窮屈なロケバスより現地集合の方が気が楽だ。

●集合場所にいると自分の組より他の組の方が楽しそうに見える。

●「久しぶり!」と声を掛けられても、ホントは誰だか分からない。

●「申し訳ないけど制作車で移動して下さい」と言われると、どこかでホッとしている自分がいる。

●顔を合わせたくないスタッフに限って鼻が利く。

●「今度一緒に仕事をしようよ」という集合場所での挨拶は、全く当てにならない。

●50を過ぎた先輩が、路上喫煙禁止で怒られているのを見ると、目標を失いかねない。

●7時15分出発は同情心のカケラもないと思う。

●未だにスタッフ表を見ながら自分の名前を呼ぶ制作の気持ちを思うと、複雑だ。

●ポパイの唐揚げセットの指名権が未だにない。

●毎日ロケバスに乗っているのに、置いて行かれる理由がよく分からない。

●補助席という響きになんの抵抗も感じないのは大人の証拠。

●たまたま隣りに座った若手俳優(女優)は、マネージャーがいなくてはじめて価値がある。

●「トイレに寄って下さい」とは、口が避けても言えない。

●実は行き先を知らない。

●“撮入祝”と書かれた熨斗袋は、重荷と思われても仕方がない。

●睡眠不足の時は、「そんなに飛ばすなバカヤロー!」とロケバスドライバーに言いたい。

●窓際の席に座っても、本当は一度も景色なんか見たことがない。

●ある意味、ドライバーに命を預けてしまいたい時がある。

●ロケ現場は、「実際どこでもいいじゃん」と思う気持ちは否めない。

●時間前に着くと何故か妬ましい。

●ロケバスを降りる順番って、きっと年齢順かもしれない。

●ロケ現場がどんな土地柄であろうとも、そんなに興味はない。 逆に知らない方が、好き勝手に何でもできるというのが、代々受け継がれた伝統だ。



そして…

●ロケバスはいつも現場から逃げたがる。


「当たり」です。
posted by piyota at 06:49| 東京 晴れ| Comment(4) | TrackBack(0) | 業界常識? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

他人の疝気を頭痛に病む

雨上がりの日曜の朝、いつものように担当ロケ車両で地下壕へ向かっていると、片側2車線の前方優先道路の車道側を、赤い棒を持った男たちが走っているのが見えました。

実はここへ来るまでの高速道路上でも、雨道でスリップした車両が事故を起こしており、その際にも誘導員が赤い棒を振り回していたのを見ていたので、この時も事故の規制、はたまた日曜ですからマラソン大会か何か公共の規制だと、何の疑いもなしに、その瞬間も思っていたのです。

しかし歩道の植え込みの向こう側にヘッドホンをして俯く人影。 いやいやこれは、交通量の少ない時間帯を狙った速度違反の取締りでは?

まさか…

よく見ると、そこから不自然に上に伸びる極太の黒いケーブル。

その上の歩道橋では、カメラを構える男たちの姿が、案の定浮かび上がっていたのです。

やっぱりか…(赤い棒の時点で普通は怪しい)

そう、これは紛れもなく、某ロケ隊御一行様でありました。

我々が現場への移動中ですから、ここでカメラを構えているということは、恐らく相当朝の早い出発だったと思われます。

運良く車止めをギリギリ免れたものの、こちらは機材の積み置きが無い、たかがレンタカーなので、同業者とは思われないこと請け合い。 一度止められたら、「すいません30秒で終わります」とか言って何度も撮り直すに違いありません(笑)

角を曲がると劇用の白パト2台を先頭に、あるわあるわのロケ車両。 スタッフの半分くらいは知ったような顔でしたが、ここはあえて関わらないように通過することが得策です。

それにしてもロケ隊というのは、日曜や休日もなく朝から晩までよく働きますよね。

客観的に見てみると、どうしてそんなに早朝から元気に大声出して走ってるの? と、まるで他人事のように感心すらしてしまいます。

そういえば以前、早朝出勤していく一般の車を車止めして、夜残業をして帰ってきたであろう同車両を再び車止めした際、「まだやってるの? 大変だねぇ。 こっちも結構残業してるつもりなのに…」なんて、失笑なんかされちゃいまして。

まぁお互い気をつけて仕事致しましょう。

ロケ帰りに再び出会ったりでもしたら、マジで笑い話にもなりゃしませんよ。

「お疲れ様!」って挨拶…

それホントは同情なんでしょ?
posted by piyota at 01:02| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

監督の憂鬱

監督は現場にとって、とても重要且つ厄介?な存在です。

それもその筈、監督は現場に関わる全ての責務を果たさなければならない他、その発する一言により、およそ50人はいるであろう関係各者各所に多大なる影響を与えるからです。

つまりそんな存在だからこそ、作品期間中は精神的、そして体力的にも優遇されて当然の権利が許されており、場合によっては、いわゆる監督専用の厚待遇で対応するようになっている訳です。(厳密に言いますと、その辺は監督の人柄や制作会社の方針によりけりです)

話はちょっと遡りますが、前回の地方ロケでのこと。

なんと、そんな監督が、移動時のロケバスの座席にちょこんと座っていたのです。 しかも地方ロケ独特の満員御礼札止め予定のロケバスに、誰よりも早く現れたかと思うと、その窮屈な座席の隅に身体を小さくして収まってしまったのです。
通常このようなドラマロケの場合、監督は監督車やメイン車等を専用車両として用意され、本隊(ロケバス)よりも先に出発した後、現場にて色々な段取りを指示するものなのですが、今回のような地方ロケでは車両にかかる予算の都合で専用車両が用意されず、他の準備パートやスタッフたちと共に移動となってしまう場合も無きにしも非ずです。

しかもこちらの監督、実は相当なせっかちとして名の知られたお方で、監督車等で現場に着くや否や、後に到着する機材や照明の各車両や最後に到着するロケバスに対しても、自ら「あっちだ!こっちだ!」と、止め位置まで指示を出してしまうような逸話があるお方なのです。

さてそんな監督が乗ったロケバスは当然初日の朝からてんやわんや。

地方ロケですから皆同じホテル出発、勿論メイクや着替え等の支度はホテルになりますから、ロケバスはそれらの準備班を乗せてから出発となります。

なのに出発予定時刻10分前頃からにわかにイライラしだした監督が、ドアのところへ身を乗り出すと、「早く乗りなさい!」と、車外にて雑談しているスタッフを一括し始めたのです。

ですがメイク準備班が未だ来ておらず、その為出発することは出来ません。

更にそのまま待機の状態でいると、今度は5分前になって、僕に「もう出して下さい!」と言ってきたのです。 勿論車外にいた制作部は必死に×印を出しています。 しかし監督の方はお構いなしに「私の現場では3分前にバスに乗っていないのは置いて行く!」「いいからバスを出して下さい!!」と強くも尚、冷静な指示をだしてきたのです。

制作部は制作部で「もう乗れる車が無いんですよ…」と再び発進を食止めます。

板挟みの僕はとりあえず、ギアを入れて動き出し、道路にバスの半分を突き出したいつでも出発できる態勢を作って再びバスを止め、お互いの中立を保つことに終始しました…

後から聞いた話ですが、実は監督車を用意しなかったのは、せっかちな監督が先に着いた現場で「本隊はまだか!遅い!!」とイライラさせない為の意図的なもので、ロケバスに乗せることによって他の技術や美術パートの準備に掛かる時間的余裕を稼ぐというのが本来の狙いだったらしいのです。

さて、これでめでたしめでたし、皆が幸せ、現場に束の間の平和が訪れることでしょう。

いや、待てよ…

制作は監督をゆっくり連れて来てと言い、監督は急ぎなさいという空気を僕に浴びせます。

あれ、なんだかちょっと一人負けした気分。

僕は今回の現場で、急いでいるようで、ゆっくり向かうという、究極の移動技術を学んだような、そんな気がしたのでした。
posted by piyota at 08:52| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

あの太陽に向かって走れ!

紅く染まった空を眺めながらの帰路は格別です。

ただしそれが夕陽ではなく朝陽ともなると、それはかなり複雑な心境となるのは言うまでもありません。

この日、予定されていた23時半という終了時刻は、大幅にその予定を越えて朝の5時となり、前日の朝8時より地下駐車場にて待機していた僕がその出口に差し掛かった時には既に、朝日に紅く染まった街並みがユラユラと浮かび上がっていたのでした。

約45分の解散場所までの道程。 陽の光を浴びて心なしか目が潤んでいる僕がいます。(感動からではありません…)

後数時間後には、悲しいかな、また45分の道程を逆に走っている筈。

同じロケ現場が続いているというのに泊まることさえ許されない可哀相なスタッフたちは、睡眠時間のほとんどをこの移動時間で賄っているのです。

待機時間が長いなんていうのはまだまだ序の口。

それ以上に大変なのは本当は現場スタッフの方なんですよね。

朝5時半、解散場所である渋谷に無事到着。

再出発は3時間後になります。

「もし家に帰れないのであれば…」と、この度の担当者が気を利かせて仮眠のできる無料の駐車場を用意してくれました。

僕は3時間後の再出発に備え、用意された地下の駐車場へと…

ち、地下の駐車場へと…

再び下りていったのです。
posted by piyota at 07:19| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

けイかほウこク

ろくがつ くらやみのせいかつ3にちめ

しーんとしずかなせかいにいると いろんなことがあたまにうかんでくる

いままでのこと これからのこと たのしかったこと かなしかったこと おとうさん おかあさん ぽちのほえるこえ

これはおとなになるためのてすとだっていってたけど そんなのぼくにはぜんぜんわからない

きっとぼくがわるいことをしたから くらやみにいれられたんだ

だらだらとしていたから かみさまがおこっているんだ

ぼくのしごとはろけばすどらいばあだけど いまはてよりもくちのほうがちょっとうごくみたい

そんなことより もっとじぶんをつよくしなきゃいけないのに かなしんでばかりいる

みんなたいへん みんなかわいそう みんながんばっている

ぼくはちっともおとなじゃない

くらやみのせいかつは ぼくにじかんをくれるし なにをしたらいいかと おしえてくれる

そうおもったら すこしだけどまえがあかるくなってきた

ろけばすどらいばあとてれびのしごとをもうちょっとしろうっておもう

6がつ3にち ピよた
posted by piyota at 15:46| 東京 曇り| Comment(4) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月01日

いいなぁ

本日より、怒濤の約224時間連続地下駐車場待機となります。(撮休はあると思います)

その初っ端での話。

まず我々のような車両パートの場合、基本的には移動がメインですから、安全かつ迅速に現場へ着けてしまえば、その現場からの移動、または終了撤収時以外は、原則待機扱いとなります。

その間、各車両は各雇主の指示または恩恵により、自由(有効)にその時間を過ごせるようになっている訳です。

車両で待機するもよし、近くを散策するもよし、仮眠をするもよし。

確かに他のスタッフからしてみると案外楽をしているように見受けられるかも知れません。

ですが今回はたまたまそれが連続しているだけであって、決して楽をしたいが為にこの職種を選んでいるのではないのですね、私たちは。

その為に国家資格を取り、搭乗員や荷物の安全を補償し、極端な話生死をかけて仕事をしているのです。

そこで初っ端の話。

先月末より、徐々に始まったこの連続地下駐車場待機ロケに、本日のみの応援女性スタッフが加わり、その方も含めて早速現場へと移動を開始することになりました。

そして現場へ到着すると、レギュラーのスタッフ(雇主)に、「また長い待機ですが、宜しくお願いします」等と言われ、移動中に出た車両のゴミを片付けていたところ、何やら後ろの方から、その女性スタッフのこんな声が聞こえてきたのです。

「なに? これだけ? うっそ、いいなぁ、私も車両部になろうかなぁ(笑)」


なるほど…

なればいいと思います。

全然止めませんよ(笑)
posted by piyota at 09:15| 東京 霧| Comment(3) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月30日

リスクマネジメント

このブログを始めた2年前の6月、その記録的猛暑期間中での連続長時間駐車場待機が、このブログを継続するキッカケとなったと言っても、もはや過言ではないかも知れません。

当時の僕は午前6時半より翌日の午前0時までの連続約17時間となる駐車場での待機を、6月の都内としては異例の37℃という記録的炎天下の中で体験していました。 しかもこれが更に連続何日にも及んだものですから、その長い待機期間中にできる新しい取り組みをしよう、ということで今日のpiyotaブログを構築するに至ったのです。

つまり長時間の待機と記録的な気候と当時の過酷なロケ内容がブログの継続を決定的なものとした訳なんですね。

そんな記録的猛暑が、去年の冷夏を撥ね除けて再びやってくるという今年の6月。

スケジュール通りであれば、連続長時間駐車場待機という嬉しくも悲しい現実が再び待ち受けることとなります。

しかもこの度の待機時間は、午前8時より翌日の午前0時と多少は短いものの、その日程は約2週間にも及び、その期間内は1度も現場移動のない、いわば朝夜の送迎のみに終始するという、まさに2年前を彷彿するような仕事内容であったのです。

ですが炎天下でのジリジリとした茹るような車内での待機であった2年前と違う点がただ1つ。 実は約16時間にも及ぶ今回のミッション全てが地下駐車場内という閉鎖された空間だということです。

勿論このロケ期間中は撮休もあるでしょうけれど、単純に見積もっても1日16時間の地下駐車場待機を約2週間として、その合計がおよそ224時間。

暑さ寒さを感じず、明るいのか暗いのか、天候さえも分からないような蛍光灯だけの静かな世界に約224時間の待機をしなければならないという今回のロケは、例えその半分を寝て(笑)過ごしたとしても、およそ100時間以上は、別の何かに取り組まなくてはならず、勿論地下ですからテレビやラジオ、ましてや携帯等の電波系は全く届かずの状態にあり、現場もまた町場のスタジオ同様、連続した日程の為、搬出搬入は既に済んでおり、制作部ですらお茶セットの前に日夜居座るくらい何も手伝うことが無いような、完璧に車両部的無の状態なのです。(撮影は5月末より既に同じ体制にて開始されております)

とにかく新しい何かを考えなければ、間が持ちません。

そこで今回は、僕自身空いた時間を利用し、もっともっと活字を読むことにしました。 まず現場到着後には一般の新聞紙を約2時間かけて読破し、続けて主に自己啓発に関する書物や日本という国を改めて知る内容の本をいくつか厳選して読み、更に忘れがちな一般の常識に関する問題集を解く…

これが1日のザッとした流れ。

何故、そこまでする必要があるのか、正直自問自答の繰り返しです。

はっきり言って「もっと楽に過ごせばいいのに…」と、皆に笑われてしまいそうな裏スケジュールです。

ですが今の自分には危機感があります。

それは明日の我が身を保障する確かなものが現時点では何もないからです。

もしかしたら、堅い殻を破ろうとしてもがいている自分が、そこにはいるのかもしれません。

新しい何かに挑戦しようとしていた2年前同様、改めて自分自身を見つめ直す有意義な時間を与えられ、必死に何かに取り組もうとしている自分。

自分にできることとは一体何なのか?

これから将来に向けて何をすべきなのか?

間もなくブログをはじめて丸2年が経とうとしています。

恐らく書いている僕自身がその答えを探し求めている、一番の読者なのかもしれません。
posted by piyota at 08:52| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

たった一人でも尊いもの

ロケ最終日となったこの日は、集合場所でのメイクとなりました。

”集合場所メイク”というのはつまり、最初の現場で俳優のメイクや着替え等の支度場所を用意出来ない場合や、時間の都合で本隊到着後に直ぐ様撮影を開始したい時等に、前もって集合場所のロケバス内において各々メイクや着替えをしておくもので、我らロケバスドライバーにしてみれば、いつもの入り時間より少し早めの集合をした上、最適な止め場所を確保しなければならない、意外に大変なものなのですね。

というのも、朝の集合場所というのは、御存じ?のように、朝もハヨからの大渋滞二重駐車で、その外側に止めざるを得なかった場合、各組の出発時間によっては軽微な車両移動をしなければならならず、繊細な作業を必要とするメイクにとっても、できれば一度も動かなくてもいい内側を確保したいというのが、ドライバーのちょっとした心遣いのつもりとしてあるからなんです。

ですが、そんな心遣いとは裏腹に、支度は当たり前のように始まり(笑)、その間我々ドライバーはおおよそ車外に投げ出された上、支度終了と共に何の声も躊躇もなく、いざ出発の時を迎えます。 

そして僕は皆が着席をするのを確認すると、またいつものようにこう声を掛けました。

「では出発します…」

これは僕自身が昔からやっている、皆に着席を促す出発の合図です。 

ですが寂しい事に、車内の反応はいつも大抵ありません。 日々の現場で疲れているのか、シーンと静まり返り、直ちに熟睡の体勢に入るスタッフが大半を占めるのです。

ですがこの日は違いました。 なんと心地良い返事がかえってきたのです。

「宜しくお願いします!!」

それは、いつも同乗している助監督でも、ましてやメイク部や衣裳部、その他のメインスタッフでもありません。

たまたまこの日、集合場所メイクをする為に現れていた、過去8年間ずっとレギュラーキャストとしてこの番組を守っている、とある女優さんが、その声の主だったのです。 しかも彼女は、この日が今作最初で最後のロケバス移動にも関わらず… 

なんと礼儀正しい方なのでしょうか。 いつも一緒に仕事をしているスタッフが無反応なのに対して、もっと疲れているであろう女優さんの、なんと清々しい挨拶…

たった1人でも反応してくれたことで、僕はこの日の早起きが報われた気がしました。 そして心なしかハンドルを握る手にも力が漲っていたのを感じたのです。(いつも漲ってますけど…) 

忙しさのあまり、少々忘れがちな人と人との繋がり。

それはちょっとした挨拶から始まるということを、今回は余計に身に沁みました。 

そんな当たり前のことを、女優さんに実践してもらうなんて…

なんだかちょっと情けない今日の在り方です。
posted by piyota at 09:17| 東京 晴れ| Comment(3) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月24日

休日自主トレ

ロケバスドライバーは、時には一度も足を踏み入れたこともいような未開の地へ、いきなり大きなロケバスを乗り入れて行かなければなりません。

と言っても基本的には、撮影前に一度そういった場所を下見するロケハンというものもある訳ですが、運良くロケに参加するドライバーがそのロケハンに同行できる可能性は極めて薄く、その場合は、ロケハンをした制作部の意見や作製した地図、既存の地図等からイメージそして判断をして、現場への道順等を自ら考慮して行かなければならないのです。

という訳でこの度のロケ地、どうやら一筋縄では行かない様子。 というのもロケハンに行った制作サイドでさえ道順を考えてしまうような駅前の住宅街がその候補であり、そこへどうやってロケバスや美術トラック等の大型車を放り込むのかが、最大のネックポイントとなっているからなんです。

駅前交番のお巡りさんですら首を捻ってしまうような大型車ルート。

なんとその道程には、道が狭いだけではなく、右折禁止の標識や小学校の通学路といった、ありとあらゆる障害が立ち並び、地図を作製した制作サイドですら、「マイクロが曲がれるかどうか…」と、より不安を煽る様な有様だったのです。

「行くしかないです」という、制作サイドの冷たいお言葉。 ですが、行って曲がれず、現場に辿り着けずでは、どんな言い訳も通用はしません。

そこで僕は、幸いにも前日が撮休となったのを利用し、ここは一つ自主的にロケハンを慣行しようではないかということで、マイカーにて現場までのルートを下見してみることにしたのです。

まずは最初の進入ルートの確認。 しかしここで早速のトラブル。 なんと制作サイドが用意した右折進入ルートが中央分離帯によっていきなり妨げられているのです。 ここは×。 よって別の進入ルートの確認。 並行する隣の道路は分かりやすいが、先の大通りで右折禁止の標識。 更に別の進入ルートの選択が必要。 次に駅前へのルート。 対向車が来た時点で×。 ここは運次第(笑)かも。 そして小学校の脇道。 ここは7時45分より8時45分までが通行止め。 しかし大型ルートはここしかない為、それ以前またはそれ以後の通過が原則。 そして最後にマイクロが曲がれるかどうかと言われた交差点。 これは制作サイドが言うほどの狭さではなく、僕自身の判断で曲がることは可能とす。 そして駅前の止め位置。 う〜ん、狭い。 後は整理の仕方次第といったところでしょうか。

実際に見てみて、確かに普通車で通っても狭いと感じはしましたが、決して行けない道ではないと判断できました。 ですがこれを知っているのと知らないのでは、やはり緊張の度合い、心構えが違います。 事実、通れず引き返すともなれば、現場に与える影響は大ですし、更に現場間のスムーズな移動等を考慮すれば、ドライバー自身に前もって土地勘を与えるのは、そのロケ現場にとっても、決して無駄な予算ではないと思うのです。

今回の都内メインロケハンは、予算の都合でドライバーの参加が認められませんでした。 まぁそれだけ信用されているのだと思えば、悪い気がしないとも言い換えられますけれども…
posted by piyota at 13:39| 東京 霧| Comment(8) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

リアルトラバス

torabus.jpg

♪ホントにホントにホントにホントにトラバスだ〜

やっぱこれでしょ?
posted by piyota at 23:54| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

ファンサービス

街中での撮影は、常に一般の方々の協力によって成り立っています。

まぁ見学者の中には、冷やかしまやかしをする方々も少なからず存在していますが、我々ロケ隊が日夜こうして一般の生活圏にお邪魔している以上は、これら全てをも含めて、常に良い関係を保ち続けなくてはならない訳です。

言うなれば、一般の方々による見学は当然自由でなければならず、また何か規制をするのであれば、正当な回答をもって対応するのが筋であると思うのです。

よく現場では、このような言葉を耳にします。

「写真は撮らないで下さい!」

「カメラ付き携帯等での撮影は御遠慮下さい!!」

中にはカメラと俳優の間にスタッフが割って入り両手をかざして、その視界を遮ろうとします。

確かに撮られる俳優側にとってみれば、そのような行為は、演技上の集中力を欠くものであるかもしれませんし、勿論フラッシュやシャッター音等に関しては、収録に差し支えるものであるかも知れません。

ですが、その辺は相手が素人も素人。 こちら側としても、なんとか大人の対応で接しなくてはなりません。

ところで何故撮影してはダメなのでしょうか。 これは見学並びに撮影する側の素朴な疑問です。

僕ら人止め車止めを手伝う下っ端としては、アシスタントプロデューサーやマネージャーが率先して行う行為を真似てしているだけです。 実のところ本当の理由を知っている訳ではありません。

先日も写真を撮ろうとしていた一般の方々に対して、制作パートの1人が「写真はダメですよ。 俳優は商品ですから、撮影すると料金が発生してしまいますよ」と言っておりました。 また「著作権が…」や「まだオンエアー前の作品ですから…」等等、曖昧な理由をつけては、断り続けているのです。

そんな風潮の中、この度の地方ロケに来ていた主役の気品漂うベテランの女優さんは、全くと言っていい程、そういった行為に対して友好的でありました。 本来制止する筈のマネージャーさんも、その辺にはあまり干渉せず、本人の人柄に任せているようにも見えました。

気軽にツーショット写真を撮られ、気軽に握手をし、気軽にその辺のお婆ちゃん達と会話もしていました。

あーなんと清々しい気分でしょう。 これが本当のファンサービスというものなのですね。

写真を嫌がる俳優や、そういったサービスをしたがらない(様々な理由はあるとは思いますが)役者(タレント)、そしてそういった一般の方々を無下に扱うロケ隊のスタッフは、恐らく自分が解き放つ空気と同じ対応を一般の方々に返されているのではないでしょうか。

もしかしたら、我々の対応一つで、そんなに嫌なものではなくなるかもしれません。
posted by piyota at 08:03| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界常識? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

♪“部屋割り”の歌

♪《部屋割り》


(1番)

監督シングル当たり前
役者もシングル当たり前

例えどんなに高くても
タイアップだから平気です

だけど ルルルル〜
部屋数が足りない…

制作と車両を同室で
タタミを1枚あげましょう

「これで1国1畳の主ぃ」



(2番)

長距離運転タコ部屋で
飛行機移動はシングルで

例えどんなに疲れても
休みの役者は見ないフリ

更にルルルル〜
部屋数が足りない…

役者が去ったらバラシます
余計な部屋数要りません

「ならばプロデューサーが帰れぇ」



(3番)

早起き競争始めます
制作と車両はいい勝負

例えどんなに眠くても
目覚ましの数は最多です

相変わらずルルルル〜
部屋数が足りない…

劇用白パト追加です
勿論泊まりはこの部屋で

「白パトで来たのに牢獄ぅ」



(4番)

部屋割り基準はなんですか?
ギャラがいいのに良いお部屋

仕事の量で決まるなら
移動日だけは負けません

金があるのにルルルル〜
部屋数は節約

なんとか自腹でシングルを
命は我が身で守ります

「実は棺桶もシングルぅ」
posted by piyota at 00:23| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 名曲アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

拝啓vics様

拝啓vics様。

vics 2.jpg

ホントにすいません!
この渋滞の黄色い矢印は、我々の仕業です。
この忙しい最中に車止めなんかして… ホントすいません!!
posted by piyota at 23:15| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月08日

よっしょいこ、と

撮影場所までの徒歩移動や狭いロケセットへの出入りにおいて、やはりかさ張るのが撮影機材や美術道具、制作備品等の品々です。

これらは通常、車輪付きの台車や専用の車椅子等で、よりコンパクトに、より最少人数の力によって運ばれている訳ですね。

でもこれらのやり方では、さすがに登山や狭い電車内等においては機動力性能に欠け、特に重たくて大きなVTRのベースやモニターに関しては、最少でも4名の力を借りなくては各段差を乗り越えられず、今までにも、いざという時には結構面倒の掛かる代物として存在していたのです。

そしてこの度の2時間ドラマでは、これらのかさ張る荷物がやはり難題となりました。

というのも、約1週間程ある地方ロケの半分以上が、この登山や電車内での撮影であったからなんです。

登山は車輪等が役立たず。 更に電車ロケは時間指定があり、車内とホーム間では機動力が勝負となります。

という訳で、今回はそれらの難題を取り払うべく、全てのパートで脱車輪の“背負い子”仕様となりました。

つまり今まで台車等で押していた機材や荷物を全て背中で担ぐようにし、より機動力性を重視したコンパクトドラマ部隊として生まれ変わったのです。

これはテレビドラマのロケ隊としては、ちょっと画期的です。 何しろ歩道を占領する程広がっていた数々の機材が確実に減少して、ちょっとしたベース移動に関しても、素早く出来るようになったのですから。

なるほど、やれば減るもんです。

とはいえ、これでも昔に比べれば確実に小さくなったと言えます。 機材のコンパクト化、性能アップ等のお陰で、やっとここまでの形に収まるようになったのです。

そしてこれからも機材のコンパクト化は、少しずつ進んで行くものと思われます。 その内背負い子もいらなくなってパソコン一つで出来るようになるのかもしれません。

まぁその時は、間違いなく我々を含めたロケ隊のほとんども、いらなくなるんでしょうけどね(笑)
posted by piyota at 09:40| 東京 晴れ| Comment(2) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする