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2006年01月31日

ロケハン前のロケハン

むさい男達ばかりが十数人もよってたかって一台の車に便乗するロケハンは、傍から見れば、まるで悪人顔の犯人を運ぶ護送車の如く見えてしまうもの。

さらにタバコを吸わない僕のようなドライバーにとって、この十数人による密室でのタバコの煙攻撃は、もはや公害と言っても過言ではありませんでした。(ーー;)

そんなむさ苦しくもあり、忙しく移動もするロケハンが、常に一般的な現在の我々の仕事の中で、今月の下旬より行われている次クールの連ドラのロケハンは、そんな慌ただしいロケハンからは想像も付かない程、とてもノンビリとしたムードの中で行われていたのです。

僕はそんな事とは露知らず、本日一日だけ、このロケハンを担当する事になりました。

まず制作部の指定するレンタカー屋へ行き、制作部がわざわざロケハンの為に用意した車を借りたのです。

しかしなんとこれがたったの4人乗り!

いや… 別にうろたえる程の事もないのですが(笑)、ドライバーとして呼ばれた僕にとっては、そんなに難しそうな車には見えなかったので、ついついビックリしてしまった訳なんですけど、その後指定集合場所へ行ってみると、さらに驚く事に、僕以外には制作担当がたった1人しかいなかったのです。

なるほど4人乗りで充分な訳だ…

で、通常ならここで、むさ苦しい男達を乗せた時点で、制作部から恐ろしく移動の激しい本日のスケジュールなるものを手渡されたりするのですが、その制作担当は車に乗り込み、タバコをふかしはじめると、ただジッとして動かなくなってしまったのです。

piyota 「あの、今日はどっち方面へ…」

僕は恐る恐る聞きました。

制担 「う、うん、その事なんだけど… 前に来てくれていたドライバー達も、最初は皆そう言うんだけど、とりあえずまだ決まってないんですよ(笑)」

piyota 「は?」

制担「皆も後から段々とそういうのに慣れてくれるんだけど、常に電話待ちの状態で… 行き場所がまだ決められないんですよ」

むむ、これはどういう事だ?

集合場所で待つこと30分。 ようやく別の制作部よりこの制作担当へ電話が入りました。 この時点で初めて、今日の予定が組まれる事になったのです。

つまり僕等が普段行うロケハンというのは、既に数十ヶ所以上あげられている交渉済みの候補を、監督を初めとするメインスタッフ達に見せるもの。 この場合には、当然人数も多い訳ですから、必然的に車両もバスのような大きなものになります。

しかし今回のようなロケハンは、それ以前の段階のもので、通常なら制作部や演出部だけで回る事が多いもの。 ですから、この時点で我々車両部が参加する事は経験上滅多に無いものだったのです。

ですが今回のドラマは、どういう訳か、このロケハン前のロケハンの段階からの参加になりました。

【ロケハン前のロケハン】

これは、交渉済み物件を巡る通常我々車両部が考えているロケハンとは違い、交渉に至るまでの段階のロケハン。

まずそれらしき立地条件にある物件を口コミやインターネット等で予め検索しておき、我々が直接それらを見に行った時点で、その物件が制作担当のお眼鏡にかなえば、そこで初めて交渉の段取りを組む事になるのです。 この風景ならとか、またはこの立地なら台本に見合うだろうと判断されて、初めて、じゃあ、撮影の許可が取れるかどうかという交渉に入る訳ですね。

そして許可が下りる事が分かれば、そこでやっと監督に見てもらうメインロケハンへと転じて行くのです。

つまりそういった下準備をしておかないと、いつまで経っても数百にも及ぶ物件を絞り込めないという事なんです。

まぁそんな訳で、この日一日、制作担当とたった二人きりで都内を奔走して分かったのですが、まず台本にピタリと当てはまる物件または立地、そしてスケジュールや色々な条件を満たすものを探すというのがどれほど難しいものかということです。 

それが理解できただけでも、非常に有意義な一日でした。

だけど…

むさい男達と一緒の方が、男二人きりよりは…  いいような… 悪いような…
posted by piyota at 17:37| 東京 ?J| Comment(8) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月29日

日本一慌しい組と言われる所以

我々社員ドライバーは、2時間ドラマや連続ドラマの仕事が一段落すると、次のまとまった仕事が入るまでの間は、色々な現場の助っ人や応援、またはその日一日のみの現場をこなしていく事となるのですね。

そして僕は、その第一段としては充分過ぎる程の組へ、まずは劇用車のドライバーとして参加した訳なんです。

充分過ぎるというには訳があります。 それは監督が、あの“誰だお前は!”で有名な、鬼監督だったからです。

鬼。

そうです。 はっきり言ってこの監督は鬼なのです。 つまり我々スタッフが慌てるのを見たくて見たくてしょうがないのです。 時には急遽スケジュールを変更し、時には2時間も掛るであろう現場を僅か30分で撮りきってしまうのです。

こうなると、追いつかないのは現場だけに止まらず、それは当然準備パートにまで及びます。 何しろロケセットが完成する前に、真っ先に監督が次の現場へと現れてしまうからです。

監督はそうやって、毎回スタッフを試します。 それが初めて監督とやる助監督や制作部なら尚更、日々恐怖におののく事が必至となるのです。

尚、この現場は、既に長期の地方ロケを終えており、後は都内ロケを残すのみという、いわば“一山を越えた”組でありました。

『監督の見えないプレッシャー』

僕はこの時、この現場に潜む、ただならぬ空気を感じ取っていました。

開始予定時刻なんてものはありません。 開始予定時刻には、既に第二現場への移動もじさない構えです。

まぁそんな組ですから、現場は常にピリピリムードで、通常では考えられないようなミスを連発する事となるのです。

これは、この日一日、劇用車で参加した僕が受けた指示の全てです。

まず第一現場が慌ただしく終了し、皆がこぞって第二現場へ移動を開始した時の事です。

僕は他の劇用車、機材車を引き連れて先頭を走っていました。 そこへ制作部より耳を疑うような電話が掛ってきたのです。

「君の車のトランクに制作担当の車の鍵が入っているので、大至急第一現場へ戻って来てくれ!」 …というのです!!

何故にトランクに制作担当の車の鍵が!?

僕は車を止め、後続車両に事情を説明し、自力で第二現場へ向かうよう指示します。 つまりこの時点で、僕が第二現場へ着かない限り、撮影がストップしてしまうという事態になってしまったのです。

でも仕方ありません。 なんせ僕の車のトランクには第一現場に取り残された制作担当の車の鍵が入っているのですから。

次に再び慌ただしく第二現場から第三現場への移動。 僕等劇用車は、第三現場を飛ばして第四現場での再入となりました。 そしてこの時の制作部の指示は、「第四現場前で待機していてくれ」でした。 僕等は指示通り、第四現場前で待ちました。 そこへ制作部より耳を疑うような電話が掛ってきたのです。

「君の車に第三現場で使う衣裳が載ったままになっている。 大至急第三現場へ戻ってきてくれ!」 …というのです。

これもいた仕方ありません。 何しろ第三現場で使う衣裳が僕の車には載っているのですから。

そしていよいよ劇用車の最後の出番です。 この日は第七現場まであるのですが、劇用車はこの第四現場で終了となります。 その最終出番もあっさり終了し、僕は劇用車を会社の駐車場へと戻し、家路に着いたのです。

そして業務終了2時間半後、制作部より耳を疑うような電話が掛ってきたのです。

「第二現場で君の車のトランクに、助監督がトランシーバーを入れてしまっていたらしい、大至急探して、返しに来てくれないか。」

…死ねばいいのに。

これは決して鬼監督が誘発したミスではありません。

ただのバカヤロウ共だと…

僕は思います。
posted by piyota at 23:14| 東京 ????| Comment(7) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月28日

ロケ地における渋滞発生のメカニズム

東京都内を走っていると、時々原因不明の渋滞に出会す事があります。

これが事故や工事等であれば、ラジオやナビを通じて、その情報を事前にキャッチし、あらかじめ迂回をする等の回避行動をとる事が出来ます。

しかしこれが、そういった一般市民の日常とはあからさまに異なる原因で起きている渋滞の場合、それらの一般市民達は、如何にして、この渋滞を察知し、または回避すればよいのでしょうか。

さて、ロケ地界隈には、渋滞を巻き起こす要因がいくつかある訳ですが、その原因の一つに見物渋滞というのがあります。

これは、街中や繁華街等でロケをしている場合、例えばそれが道路上の撮影ではなくとも、その道路に面したお店や歩道上で大々的に撮影をしていれば、通行中の車内からでもそれらは当然見える訳ですね。  そうなればやはり、「何をやってるの?」とか「誰か来てるの?」等という発想をしてしまうのが人々の心理ですから、やはり車両はノロノロ運転になったり、止まったりしてしまう訳なんです。  これが数珠繋ぎとなって、遥か後方では原因不明の大渋滞になってしまうのです。

でもこの場合に関して言えば、ロケ隊に責任を問うのは酷です。  車道に出てロケをしている訳ではないので、後は御通行のドライバーの常識の範囲での事となります。

そしてここからが、ロケ隊に責任を問うべき問題です。

まずロケ車両の路上駐車。 これは誰もが経験あるとは思います。 広い道路の端に止めてあったり、交通誘導員等を配置している現場ならまだいい方で、狭い道に大量にロケ車両を配し、道路使用許可を楯にとるような現場では、トラブルが付きものとなります。 そういった違法駐車が原因で渋滞を誘発している場合は、大抵が地域住民の反発に会い、通報されてしまうのがオチでしょう。

それからこれは、最初に責任を問うべきものではないとした一件に関する別問題なのですが、道路に面した現場において、通行する車両等が発する音を止める行為、通称“車止め”が引き起こす渋滞があります。

これはつまり、街中の雑踏に位置する現場でありながら、そこでセリフを喋る役者の為に、全てのノイズを遮断せよ、というものですね。 この場合は、残念ながら制作部等のスタッフによって、交通を寸断せねばなりません。 こうなれば当然、後続車両も停車する事になりますから、やはり交通渋滞は免れなくなってしまいます。

交通量の少ない場所や、段取りの良い現場であれば、これらの渋滞は最小限で済みます。 が、しかし、大抵のロケの場合は、結果、大渋滞を引き起こしてしまう事が多いのです。

それはロケ隊が、特にそういった事態の収拾までを、あまり計算には入れてないからなんです。

例えば朝のラッシュ時における車止め。 

例えば片側3車線を上下線とも止めろという車止め。

例えば路線バスや各種公共交通機関を巻き込んだ車止め。

例えばカーブ等の見通しの悪い場所での車止め。

こういった事は、日常茶飯事です。 多くのロケ隊にとって、周りで起きる全ての責任は、まるで範疇外ですから、このような行動が普通に行われてしまい、やっぱり渋滞を引き起こしてしまう原因となってしまうのです。 

最後に、これは究極で、ごく稀に見かける光景なのですが、ドラマのワンシーンの為に、わざと渋滞を作り出すという行為があります。 主人公が急いでいるのに、渋滞で中々前へ進まないという設定における道路事情を、あえて作り出すというものですね。

例えば、渋滞の無いような通りで、渋滞になるシーンが撮りたいとします。 この場合、エキストラの車を大量に用意して並べれば、難なく渋滞のように見えるでしょう。 ですが、これでは出費が嵩む上に、一人一人に説明する手間が掛かります。 となると、実際の渋滞を生み出せば、よりリアルで安上がりな映像を作り出せると計算される訳です。

まず先頭に美術トラック等の大きな車を配します。 これは、後部一般車両等の視界を塞ぐ為です。 そして本番の声が掛かるまで、美術トラックは微動だにしなければ良いのです。 後部一般車両等にしてみれば、どうして渋滞しているのかが分かりません。 何しろ前が見えないのですから。 その後ろも、またその後ろも。 こうして起きた渋滞の中に、俳優が乗った車を挟んでおけば、渋滞にはまる主人公の一丁上がりとなるのです。

もし原因不明の渋滞に巻き込まれたのなら、その先には、きっとロケ隊がいるでしょう。 今現在、これを回避する事は困難を極めます。 

何しろ通過する頃には、ロケ隊は跡形も無く消え失せてしまっていますからね。

しかしこれが東京という街なのです。

もしかしたら、あなたも知らぬ間にドラマ出演しているのかも知れません…

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posted by piyota at 19:55| 東京 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界常識? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月26日

“アップ”なのに“イン”フルエンザ

年始早々より、極寒の地で行われていた2時間ドラマのロケが、先日ついにオールアップ致しました。

ですが、本来なら手放しで喜ぶべき事なのに、どうにも遣る瀬無いアップとなってしまったのです。

−11℃。 僕等は、このような気温の最中にも、誰一人、風邪もひかずに無事北海道ロケをやり遂げた訳なのですが、東京へ帰って来てからのおよそ6日間のロケ期間中、我々ロケ隊は、思わぬ強敵と出くわす羽目になってしまいました。

事の発端はアップの数日前。 

まず助監督Aが、自分の子供と添い寝中に、インフルエンザに感染。 続いて、助監督Aがロケ中乗車しているメイン車車内に咳と共に菌を放出。 助監督Bに、マスクを付ける様忠告されるも、メインカメラマンに感染。 そして次々とスタッフ間に伝染していったのです。

@ ロケバス 

  助監督B感染。 忠告空しく、マスクを付けるも、特機を担ぐ事もままならない状態に陥る。 

A メイン車

  照明技師感染。 症状はそれ程でもなさそうだが、熱を発した模様。

B 照明車

  照明ドライバー照明アシスタント感染。 ドライバーはマスクを付けており、本人は予防だと否定。 

C 美術車

  持ち道具感染。 こちらもマスクを付けて二次災害防止に努める。

このような感じで、我々ロケ隊は、次々と感染していったのです。 この中でも、最も酷かったのは、メインカメラマンと照明アシスタント。 メインカメラマンはアップ前々日より症状が悪化し出し、暖房すら効かない位悪寒を感じ始め、ついにはアップ前日の夜に病院送りに。 なんとか最終日には顔を出したものの、完璧な状態からは些か精彩を欠いていた… らしい(失礼)。

そして照明アシスタントに至っては、最終日に第一現場で関節痛を訴え、その後トラックの荷台にも登れなくなり、次の移動中には精神不安定に陥り、「ここはどこ?」の状態に。 そしてアップとなった最終現場においては、照明トラックの助手席より出てこられなくなる程酷くなってしまったのです。 

当初、煙草を吸っていた者だけが感染とロケ隊内で噂されていた今回のインフルエンザ。 しかし最後の照明アシスタントが、喫煙者ではないとされた事から、我々ロケ隊は一気に全員感染の恐怖に陥りました。

このたった数日で起きた、感染の恐怖。 

僕も以前、感染中に運転し(かなりヤバイ)、現場に到着してすぐに、運転席の窓を開けて吐いた事があり、その恐怖は誰よりも体験済み。 去年も40度近い熱を出した経験があり、いつ発病するか恐れおののく毎日です。

“アップ”で円満の筈が、“イン”フルエンザが蔓延するなんて

【インフルエンザ】 今年はその猛威が懸念されます。


ですから皆さん、手洗い、うがいは忘れずに!!


…あれ、ちょっと頭がクラクラしてる? みたい…
posted by piyota at 19:23| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

寒空娘はスタジオさん

本日、最後の現場で、ハウススタジオ等では最も有名な部類に入るであろう“スタジオ○○”をお借りしました。

この“スタジオ○○”は、主に一軒家物件を得意としており、我々ロケ隊にとっても、セットを建てるにはお金が掛るし、誰かの家を借りるにしても、さほど気は使えないという時には、ある程度時間に無理が利き、それなりに家具も揃っているこの“スタジオ○○”は、願ってもないお手軽セットなのですね。

物件の数も多く、和風から洋風、年代物から近代的なものまで、その種類は多岐に渡り、大体一本の作品中には、必ずと言っていい程、一軒は足を運んでいるのではないかと思われる位、お世話になっている優れ物なスタジオなのです。

僕がこの“スタジオ○○”を初めて知ったのは15年以上も前の出版社勤務時代。 当時はまだ、物件の数も今ほど多くはありませんでしたが、やはり現在と同じように、大変便利なハウススタジオには変わりはありませんでした。

そして当時から変わらないシステムの一つに、従業員(スタジオ在中スタッフ)が、全て若い女性であった事も、もしかしたら人気の高かった要因であったのかもしれません(笑)

そんな“スタジオ○○”なんですが、当時は車2台だけでコンパクトに撮影に来ていて、気にも止めなかった難点の一つに、『車両が止められない』という事があります。

これは、このスタジオの特色でもある、本物の一軒家を利用している事に深く関わりがあるのですが、つまりその物件のほとんどが、閑静な住宅街の中に存在しているという事なのです。

スチールロケのような少人数のものであれば、その駐車スペースは、敷地内で充分収まります。

ですが、我々のようなテレビドラマのロケ隊では、俳優車や機材車を収めるのが精一杯で、他のロケバスや照明、美術の各トラックやメイン車、制作車、スタッフ車等の各車両は、現場にさえ近付けないような状態です。 例え物件前に止められたとしても、如何せん搬出入だけが関の山なのです。 ですから今日に例えて言えば、機材車と制作車だけが敷地内の駐車スペースへ。 そして他の車両は搬入が終わると、小さな車は近くのコインパーキングへ。 さらに我々のような大きな車は、近くの街道で終日路上待機をしなければならなかったのです。

と、ここで、ちょっと不思議な光景。

この肌寒い中、スタジオ常駐スタッフの若いお姉ちゃんが一人、薄着で街道沿いに立っているではありませんか。

寒さを堪えるようにピョンピョンと跳ね、強風に髪をなびかせながら、こっちを見ているのです。

誰かの誘導の為か、はたまた迎え待ちか。

僕はその理由なんて知る由もなく、我々が路上待機になってからのおよそ30分もの間、そんな彼女をただただ眺めてしまっていたのでした。

その後、制作の一人がバスをこの場から移動する旨を打診してきました。

というのも、どうやらこのスタジオスタッフの彼女は、ロケバスが現場近くの路上から動き去るまでの監視役(見張り)だったというのです!

つまり彼女が寒空の下で、30分間もピョンピョン跳ねていたのは、全て僕のせいだったのです!!

なんて事だ。 そうならそうと早く言ってくれればいいのに。

聞くところによると、この“スタジオ○○”は、その会社の決まりで、現場近くの路上駐車を監視しなければならないそうなんです。

しかし、目の前には、照明及び美術トラックも待機しており、そちらの方は「トラックなんで…」ということで、大丈夫なんだそうです。

結局ロケバスは、その姿が如何にもロケというのがバレバレなので、近隣各所からスタジオにクレームが入る前に、早くスタジオ付近から姿を消してくれ、という事なのでしょう。

ごもっともであります。

寒空の下、長く立たせてゴメンねm(__)m スタジオさん。
posted by piyota at 23:04| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月23日

ロケバス内の影の首領(ドン)

ロケバスには、色々なパートのスタッフが乗車します。

例えば助監督やスクリプター、ヘアメイクに撮影部、それと録音部、照明部、衣裳部、イレギュラーなところではスチールカメラマンやプロデューサー、そして時には俳優部やエキストラ等が乗る事となります。

これは他の現場においても、その基本はほぼ変わりません。

そして各パートの荷物はというと、撮影録音機材は、機材車。  照明機材は照明車。  美術等は美術車と、それぞれ各専用の車両が用意されているのですね。

ではロケバスには、一体どんな荷物が載っているのでしょうか?

ロケバスには人員輸送の他に、各専用の車両を持たないパートの荷物が積んであります。 それはメイク道具であったり、衣裳全般であったり。 その他車外のキャリア上には、イントレ台や移動車とレール等、いわゆる撮影特機と呼ばれているものが常備されています。

と、ここまでは以前にも何度か触れた事柄なのですが、つまり、各専用車両はそのパートの長の指示で動きます。 ですがロケバスを動かしているのは、一体どのパートなのか? …という事なんです。

これは基本的には制作部です。 制作部より発注を受け、制作部により配車時間を入れられ、その他現場における大抵の指示を制作部から受けます。

ですが…

ロケバスの中には、影の首領(ドン)が存在するのです。

それは何を隠そう衣裳部の方々なんです。 なぜならロケバス内の後部座席約3分の1を占めているのが、衣裳部の荷物だからです。 つまりロケバスは衣裳車とも言えるのですね。

ここで衣裳部の話を少し。 衣裳部というのは大抵、大きな撮影所内やテレビ局内にあります。 そこで各々に映画や番組の担当者がいて、その事務所内には大量の衣裳がところ狭しと並べられています。 中には特殊な衣裳や制服、または大量に同一のものを用意しなければならない場合等があり、そのような時は、各々専門の分野を扱う専門店よりレンタルしたりリースしたりして対応しているのです。

そしてその撮影準備段階は熾烈を極め、衣裳をただ集めるだけではなく、直したり、また無いものであれば作ってしまったりと、他のパートに負けず劣らず大変な仕事量となっているのですね。

そんな衣裳部の皆さんなんですが、経験上、大方二手に分かれます。

それは昔ながらの職人気質な方と、新進気鋭のいわゆる中堅どころです。

そして、ロケバス内の“影のドン”と呼ばれているのが、この昔ながらの職人気質な方達なのです。

つまり制作部が何を言おうと、どんな指示を出そうと、または、どんな交通事情があろうとも、そんなことはお構いなしで、ロケバスを自由自在にコントロールする力があるのですね。

それは例えば、制作部が「こちらへ止めて下さい」と出した指示(交通渋滞等への対策の為)に対し、「なんでそんなに遠くへ止めるの?」や「勝手に動かすな!」等とドライバーを一喝してくる人達等にこれらの傾向は多く見られます。 そしてこの際生じる交通渋滞や、近隣各所への配慮は衣裳の積み降ろしが最優先の為、一切考慮されないのです。

さらにこれらのベテランは人生をこの仕事へ捧げていますから、自ら撮影所の近くへと移り住み、いつでも事務所へ行けるように万全を期しています。

そしてロケバスは、ロケ終わりに新宿渋谷等でスタッフをバラシた後、衣裳積み替えと称して、ほぼ毎日衣裳部だけを乗せて撮影所へ戻ります。

例えその量がシャツ2枚であろうとも、それは電車に手持ちで載せるべきものではないからです。

そして5分の積み替えの後、ロケバスの業務は終了となります。

その際、衣裳部の方は、撮影所でバレか、タクシーの代わりに、自宅付近まで“ついで”にロケバスで乗せて行く事になるのです。

ロケバス私物化の時代。

その先陣を衣裳部が切ります。(~_~;)


piyo度指数 50〜−50パーセント
(人による)
posted by piyota at 21:29| 東京 ????| Comment(7) | TrackBack(0) | 拝啓 ○○部様 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

雪道の連続波状攻撃

一人では怖くて走れない!?

それがこの冬、僕が経験した北海道ロケでの雪道走行の結論であります。

まず、冬の北海道ロケといえば、当然雪道は付いて回るもの。  それもほぼ毎年この季節には渡って来ているので、今年の場合も同様に、さほど心配はしていませんでした。

ましてや北海道出身の僕にとって、雪道は為れたもの。  なんせ教習所に通っていた時期が既に冬でしたから、雪が無い方が違和感があるなんて冗談にも思っていた程(笑) それがスタッドレスまで装着したバスに乗っているのですから、まさに“鬼に金棒”、“洗剤に塩素”みたいな状態だったのですよ。

それが、今年の記録的な豪雪。

北海道の道は荒れに荒れ、まさに色々な挑戦状を我々ドライバーに叩き付けてきたのです。

まず到着当日。  確かに通年より雪は多かったものの、恐れる事なかれ、雪道は程良い圧雪状態で、適度に湿り気があり、タイヤもちゃんとグリップし、スタッドレスを装着している車にとっては、何の変哲もないただの道路でした。

ですが3日目の昼くらいから降りだした雪は、強烈なボタ雪となって、半日で我々の駐車場を埋め尽しました。 その結果、街中の道路は再び雪に覆われて、一面の銀世界が一夜で再生されてしまったのです。

その翌日は降ったり止んだりの繰り返し。  幹線道路等では交通量のせいで、雪は踏み平され、ある程度の走行は可能だったのですが、一歩脇へ入ると、そこは既に乾いたシャーベット状の雪が、踏み固められた氷の上に存在しており、タイヤはむなしく空回りするばかり。 スタッフが乗った状態ですらこの有り様ですから、いざスタッフを降ろして動かなければならないという時が来ても、案の定スタックしてしまう始末だったのです。

つまりバスから人や荷物が降りて軽くなると、どうにもこうにも動けなくなってしまうという状態に陥ってしまったのです。

こうなると、夜現場が終わった後、一人でガソリンスタンドに行くのもままなりません。 なぜなら一番近いスタンドへ行くには、行くにも帰るにも幹線道路を外れなければならないからです。 結果、幹線道路上のガソリンスタンドを探すうちにエライ遠くまで行く羽目になってしまいました。

その後、数日間は暖かい(マイナスではない(笑))日が続きました。

暖かくなると雪は溶け出し、夜には更に凍りつきます。 こうなってしまうとスタッドレスも効きません。  さらに地元の車が急ブレーキ、急発進を繰り返し、特に信号付近や坂道はスケートリンクへと早変わり。

ここからは通称ミラーバーンと呼ばれる、北海道独特の氷の世界。

どんなに大きな車が通ろうとも、どんなに日射しが強く照りつけようとも、その氷たちは、そこに鎮座しつづけます。  さらにそれらの氷は、時には轍のまま、時には針の山のような形で我々の尻を突き上げるのです。

そして夜になると再び細かい雪がそれらの上に覆い被さり、そのような道路状況すら認識させないような、連続波状攻撃となる訳です。

そんな雪道の恐怖から、先日やっと解放され、後6日間の都内ロケを残すだけとなりました。

が…

本日、都内でこの冬初めての積雪となりました。

雪 雪 雪

アハハハ、笑っちゃうな。 こんな程度の雪道なんかナンボのもんじゃい!

しかし、都内を走る車の列は、ノーマルタイヤのせいで、皆ちょっとおっかなびっくり。  街行く路線バスなんかは前後輪にチェーンを巻いてる。  さらに緩やかな坂道では、車が横向きに止まって道を塞いでいたりして。

皆、本当の恐怖をまだ知らない。

あのスタッドレスさえ効かない、北国の雪道。

この程度の積雪で、右往左往している軟弱な都会人ドライバーよ、恐れる事なかれ。

僕はこの日、電車で帰宅した…
posted by piyota at 21:01| 東京 ??| Comment(7) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月19日

かげのひと

北海道ロケの終盤、ロケ現場に見慣れない女性の姿を見掛けるようになりました。

彼女は、ただ遠目から現場を眺めるだけで、誰と会話する訳でもなく、しかし誰からも無下にされている訳でもなく、ただじっとその場に立ち尽くしていたのです。

地方ロケにおいては、そういう見慣れない方々がいらっしゃる事は決して珍しい光景ではなかったのですが、その方は誰なのか、その時点ではおよその見当もつきませんでした。

例えば、僕等が普段会うこともないようなTV局のお偉いさんであったり、地元の取材の方であったり、そのロケセットの関係者であったり、誰かの身内であったり。

地方ロケというものは、得てしてそういった関係者や協力者が普段から引っ切り無しに訪れるものであり、そういった現場を見学や宣伝をしてもらう事によって、我々が如何にしてドラマ制作を行っているのかという事実を理解して頂くものとなるのです。

つまり、どういった素性の方か分からない内は、こちらとしても、その対応に正直困る訳で、事実この時点では、他のどのスタッフも、この方を無下に扱う人は取り敢えずいなかった事がその現れではあったのです。

ただ去年も、同じシリーズの同ロケで見掛けたという情報と主役キャストの付き人の知り合いではないかという噂だけは、遠からず耳には入っていたので、少なくとも、ただの一般の方ではないという推測だけは、立てることは出来ていました。

ですが、僕等の推測は、彼女の何気無い動きを見ることによって、まさに意外な事実を知ることとなったのです。

それは、主役キャストの動きに関係するものでした。

普段そういった見学をされる方々のほとんどは、まず本番を見たがるものです。 舞台裏といっても、やはり本当のところ、役者やスタッフの素性や苦労よりも、実際にテレビに映るものそのもの自体をシンクロして見たいと思うんですね。

しかし彼女の場合は、その逆だったのです。

つまり、主役キャストが待機している時には、その背後に少し離れた位置に立ち、いざ本番となると物陰に隠れるようにして、姿を消してしまうのです。

この動きには一体、どんな理由があるのでしょうか??

もし仮に、お偉いさんや取材なら、本番を見ずして何も理解し得ません。 ましてや素人やファンに至っても同様です。

毎年来ていて、本番は見ない。 誰もが知っていて、誰も話しかけない。

そして、誰も本当の素性は知らない…


我々は決心しました。 唯一の手掛りである主役キャストの付き人に、噂の真相を追求したのです。

そして謎はようやく解けました。

なんとこの女性は、主役キャストの一ファンなんだそうです。 それも自身で応援サイトを主催する程の。

さらに驚くことに、あの不思議な行動の裏側には、想像以上の理由が隠されていました。

なんと主役キャスト自身の希望で、芝居を見ないで欲しいと告げてあるのだそうです。 それは、彼女の視線を感じると芝居に集中出来ずに、あがってしまうという理由だからなんだと…

その理由を知った後に彼女の行動を見ると、何か込み上げてくるものがあります。

ファンなのに芝居を見ることを本人自身に制限されているなんて。

まさに“かげのひと”

また来年も、来て下さいね。
posted by piyota at 07:58| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

携帯ワイヤレス化の思わぬ弊害!?

運転しながらの携帯電話の使用が規制されるようになって、もう大分たちますが、一般、運送業界を問わず、未だに携帯電話を手に持った人達のノロノロ運転や蛇行運転が目につきます。

これはつまり、そういった危険な日常を規制する法律であるにも関わらず、取り締まる側もまだまだ手探り状態であり、取り締まられる側にとっても、それほど危機感が感じられないというのが、今現在の実情だからでしょう。

移動中の車からの連絡手段といえば、その昔、緑の公衆電話がロケバスには載っていた事を、皆さんはご存知でしょうか?

勿論、運転中の我々が、これを利用する事は出来ませんが(笑)、このように移動中のロケバスからは、その当時から連絡しなければならない事は沢山あったのですね。

それは渋滞中である旨をロケ先に伝える為であったり、予定が変更になった事を、役者事務所に伝える為であったりと、その用途は様々。

それが携帯電話の普及に伴って、こと交通事情に関するものの連絡はドライバー本人に任されるようになったのです。

そして今回の道路交通法の改正。

我々ドライバーは、有資格者であるが故に、この改正に最も敏感に反応せざるを得ませんでした。

いち早くハンズフリーなるものを導入し、より安全運転に徹するよう心がけたのです。

その後、色々なハンズフリー商品が世の中には出回りました。 しかし正直言うと、どの商品もしっくりくるものではなかったのです。

耳に付けるにはちょっと大きすぎたり、相手方の声が車内に筒抜けだったり、付いている線がハンドル操作に支障をきたしたり等々。

そして僕は、少し値がはりますが、遂にハンズフリーをワイヤレスにしたのです。

それにしても、これは便利! 今までのハンズフリー等とは違い、電話とマイクとの間に煩わしいラインが存在しません。

極端な話、携帯を車内に放置したまま、車外(例えばキャリアの上)へ出ても、ある程度は、繋がってしまうという優れ物だったのです。

しかし、この新機能(ハンズフリーを含む)、古い方々には対応しきれないという事を今回は痛烈に思い知ったのです。

それは、2、3日前の夜の事。

ここからは私事で恐縮なのですが、実は今回の北海道ロケのロケ地は、完全な地元でありまして、その日は少し早くロケが終わった事も相まって、実家に顔でも出そうと思い、運転中の車内からワイヤレス携帯を使用して、その実家へ電話を掛けたのです。

pi「piyotaだけど、今から帰るから」

実家「はい?あなた誰ですか?」

pi「えっ? いやpiyotaだけど」

実家「何をおっしゃってるんですか。 piyotaはそんな声じゃありません!!」

!!!!

そうです。 こともあろうに、実家では、このマイクから発せられた僕の声は、本人のものではないと判断したのです。 少しこもった感じで聞こえるこの声を。

つまり、本人なのに“オレオレ詐欺”に間違われてしまったのです(笑)

結局、後からマイクを外して説明し、ようやく疑いは晴れたのですが、この押し問答は数十分にも及びました。

この世の中、便利になればなるほど、何かが失われていくようで、ちょっぴり寂しい思いをした、そんな夜でした。
posted by piyota at 23:54| 東京 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月14日

降り遅れの恐怖を体験しよう

先日、再びフェリーでの撮影がありました(笑) そして今度もまた撮影時間が1時間20分しかありませんでした。

しかし今度は勝手が違います。 というのも今回の場合は、この時間内で、機材を担いで船内に乗り込み、セッティングをし、撮影までこなして、出航までに降りてくるという、まさに神業的なものだったからです。

しかも、まずは降りてくる一般のお客様を待たねばなりません。 降りてくるトラックや車両等も待たねばなりません。 それだけで約15分のロス。 それから搬入を開始しても、撤収する時間を考慮すると撮影する時間は実質40分位。 これは余程段取りよくやらないと、大変な事になります。

―その日のスケジュール、その備考欄にはこう書かれていました―

【フェリー16時10分着→17時30分発 降りそこねると26時00戻り!】

そうです、つまり降りそこねた場合、3時間40分かけて一度青森へ行き、1時間ボケーっと再出発を待ち、また3時間40分かけて戻ってくるというマヌケな事態になりかねないのです!

そこで僕は以前あった出来事が脳裏をかすめました。

それは数年前の旅番組で、機材車を担当していた時の事。 撮影の日程が全て終了したキャスト二人をキャスト車と共に、岐阜県の高山駅へと送りに行きました。 そこで我々は、名古屋行きの特急へ乗り込むキャスト二人の送迎の為、キャスト車のドライバーを一人残して、入場券で駅に入りました。 そして到着した特急の車内へ何の疑いもなしに、スタッフ全員で荷物を運び入れるのを手伝ったのです。

ふと窓の外を見ると、もの凄いスピードでホーム上を歩く人々の姿がありました。

ガーン。

そうなんです! 我々スタッフ一同六人は、たった30秒しか停車しなかった特急、そしてキャスト二人と共に、一路名古屋方面へと走り出してしまったのです!! しかも皆、入場券だけを握りしめて…

なんという事でしょう。 とにかく我々は次の停車駅で降りなければなりません。 まずは事情を説明する為、車掌の所へ行きました。 しかし運が悪い事に我々が乗ったのは特急でした。 つまり次の停車駅下呂までは、およそ45分の道のりだったのです。

ガ、ガーン!

仕方がないので、そのままキャスト達と車内で酒盛を始めました(^。^;) その内の一人がお土産として買った日本酒を、皆で飲んでしまったのです。 何故か車内は異様な盛り上がりをみせ、45分という時間はあっという間に過ぎたのです。

そして我々は岐阜県の下呂駅で降り、さらに駅員に事情を説明して、その入場券だけで帰りの便を待つことにしたのです。

しかし…

帰りの便が2時間程ありませんでした。 しかも各駅停車のみ。 途方に暮れた六人は、とりあえず駅前のお土産やを散策した後、虚しい夕食をとりました。

2時間後、帰りの各駅に乗り込むと、飲み疲れたのか、ほとんどのスタッフは眠ってしまいました。 各駅は、約1時間半もかかる鈍行だったのです。

深夜近くなって、我々はやっと高山へ戻ってきました。 そしてそこには、待ちぼうけのキャスト車ドライバーが一人、車内で深い眠りについていたのでした…


我々は充分にプレッシャーを感じていました。 フェリーが到着する何十分も前から、まるで皇帝ペンギンのように、機材を抱え寄り添うように、猛吹雪の中、乗降口に立ち尽くしました。

そして、搬入開始と共に急いで3階上の甲板へと向かい、今までに見たこともない猛烈な勢いで、無事3カット分の撮影を完了させたのです。

後日聞いた話によると、この組は、シリーズの前作以前の同じ様な撮影で、26時戻りを既に一度経験しているとの事でした…

ロケ隊は、まさに飽きのこない職業です。(笑)
posted by piyota at 22:19| 東京 ??| Comment(6) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

本職てんてこ舞い

昨夜僕は、普段は役者しか出入りする事を許されない、宿泊ホテルの4階にあるメイク衣裳スタンバイルームへと呼ばれました。 それは、僕に用意された衣裳のサイズを合わせる、いわゆる“衣裳合わせ”の為だったのです。

衣裳合わせとはつまり、衣裳部が用意した数種類の衣裳を、前もって役者等に試着しておいて貰うもの。 そうする事によって、撮影当日に起こるであろう、「役者のイメージに合わない」とか「この色や模様が嫌だ」とか「サイズが違って着られない」等という、無意味な混乱を避けるのですね。

そんな訳で翌日。

早朝、第一現場に着くなり助監督Bに、「早速ですが“秘書”の服に着替えておいて下さい」と告げられます。

つまり僕は、ある主役級キャストが演じる社長の秘書役をやる羽目になっていたのです。

そこで僕はワイシャツにネクタイ、そして上からはスーツを羽織るという、いわゆる“社会人”の格好になってしまいました。 さらに助監督Cが持ち道具係より靴を持って来ます。 僕は上から下まで全ての準備をし終えると、少しの間、その衣裳を着た状態での待機となったのです。

そこへ、今度は助監督Aが「piyotaさん“イントレ”(撮影特機の一種でバスのキャリアに載ったもの)お願いします!」と、やって来ました。 通常なら、パッとバスのハシゴを駆け上がり(笑)、直ぐ様降ろす作業に取り掛かるのですが、何しろこちらは衣裳を着ている身。 撮影前に衣裳を汚してしまっては、現場の進行に差し支えてしまいます。

…等と躊躇していると、それを見かねたキャスト車の同僚が、代わりにキャリアを駆け上がり(笑)、イントレを降ろす作業に取り掛かってくれました。

そのお陰もあって、第一現場の出演は無事終了。 続く第二現場では出番が無かったものの、その次の第三現場で、またまた僕は出演を余儀なくされたのです。

その間の僕はというと、衣裳は着たままの状態です。 どこぞやの某国営放送のドライバーではありませんが、ネクタイをした“秘書”のまま、僕はロケバスの運転をする事となりました。

第三現場着。

今度は着くなり、助監督Aが「移動車とレールを5本半(キャリアに載っている特機の一種)を現場に持って来てください!」と言ってきました。 衣裳は汚れるかもしれませんが、今度こそは自分で作業しようと必死にキャリアへ駆け上がる(笑)と、追い討ちをかけるようにトランシーバーより、「バスがカメラに映っているので逃がしてくれ!」という声が聞こえてきました。
僕は移動車とレール5本半を降ろしきると、直ぐにロケバスをカメラの視界に入らないポジションへと移動させました。

そして間髪を容れず、またまた出番です。(+_+)

僕は社長が乗り込もうとする車の後部座席の扉を開閉する役です。 何度かリハをやり、本番を待ちます。

僕は羽織っていた防寒着を脱ごうと手を掛けました。 すると、その防寒着を受取りに、またもキャスト車の同僚が駆け足でやってきたのです! そして更に、メイクのアシスタントまでが、僕の髪に手櫛を入れて整え始めたのです!!

そして、いざ本番!!!

僕は、全て一発OKで、この難局を無事潜り抜けました。

しかしその間、本職であるロケバスの仕事がおろそかになったのもまた事実です。

内トラは、時には必要だとは思いますが、今日の場合においては、無謀な配役ではなかったかと思えてなりません。

車両移動も多く、止め場所の確定もままならない。 しかも長時間バスを空にするのはもっての他。 さらに着替えと特機発注を同時に言って来るなんて…

迷惑を掛けたスタッフの皆様ゴメンナサイ。

僕は一人しかいません。

内トラは楽しいですが、正直ちょっとしんどいな…
posted by piyota at 20:06| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月10日

公共交通機関での撮影

公共の交通機関での撮影ともなりますと都内地方関わらず様々なケースが考えられます。

例えば路線バスであったり通勤電車であったり、はたまた路面電車からタクシー、フェリーに至るまで、実に沢山の公共交通機関に、我々ロケ隊はお世話になっているのですね。

その中でも、タクシーや路線バスのような比較的小型のものであれば、貸し切り料金を払う事によって、ロケ隊の思うがままに動かす事が出来ます。 勿論この場合、路線バス等に乗っているのは、全てお客様ではなくエキストラなので、運行時間や繋がり等に捕われず存分に時間を有効活用する事が出来る訳です。

ところが貸し切りをするには、あまりにも金銭的、そしてスケジュール的にも困難な大型の公共交通機関を使用する場合があります。

一部の私鉄等には、広報が撮影に協力的なところもあります。 こういったところでは、予め時刻表の隙間等に撮影用の、いわゆる回送電車をはめ込んでもらい、走行しながら、または車庫の敷地等で撮影をする事が出来ます。 ただし走行する場合、それは回送電車であろうとも、時刻表の僅かな隙間に運行されているものですから、基本的には途中駅での乗降等は不可能。 ですから、例え撮影が終わったとしても、その電車が安全に停車出来る終点までは行かなければならないという部分も考慮しなければならないのです。

そして、その他の大型公共交通機関で、貸し切りをしないという条件の場合、これは当然の事ながら、運行は実際の時刻表通り。 さらに一般の乗客は普通に乗っていますので、これらの方々の誘導は、当然必須となります。

例えばドラマ等の舞台が、鉄道内で起きる事件を題材にしたものであるとする場合、台本には、止まる駅やその到着時刻、停車時間が何十秒であるとか、何本目のトンネルを越えてから等と、こと細やかに指示が出されていることが多いんですね。 ですからこういった内容の作品を貸し切りではない公共交通機関でリアルに撮ろうとすると、それこそ全ての段取りをうまくらやない限り、成立しなくなってしまう訳です。

停車時間が30秒しかないホーム上での撮影に間に合わせる為に繰り返し走行中の車内でリハーサルをしたり、駅間が2分しかない車内撮影を本番一発で決める為に、ホーム上で繰り返しリハーサルしたりと、とかく乗り物を絡めた撮影というものは困難を極めます。それが貸し切りでもない、さらには一般乗客まで巻き込んだものであるなら尚更です。 時刻表を狂わせてはいけないというプレッシャー、そして周囲の乗客には迷惑をかけてはいけないという条件が、絶えずロケ隊には付きまとってくるからです。

しかしそんな中、大型の公共交通機関でありながら、奇跡的な撮影を可能にしたものがあります。

本州と北海道を結ぶカーフェリーがそれです。

我々はその日の早朝、カーフェリーに乗り込み、一路青森から函館を目指しました。 時刻表通りに青森を出港し、順調に甲板上での撮影を終え、何事もなく無事津軽海峡を渡ったのです。

そして函館着。

我々は、フェリーを降りると、直ぐ様フェリーから主人公が降りてくるという芝居の準備に取り掛かります。 しかしフェリーが青森へ向け再出港してしまうまでにおよそ1時間しかありません。 しかも我々が降りるまでに既に15分も過ぎ、乗船待ちをしている人やお客を横目で見ながらの切迫した作業となったのです。

45分後の出港時間。 しかし撮影はまだ続いていました。(汗)

既にフェリーぬけのカットはなかったのですが、動き始めてしまうと、音の収録が困難になります。

そこでスタッフの誰かが、大胆にも係員にこう言ってしまったそうです。

「出港、ちょっと待ってもらっていいですか?」

何百人、何十台と積載している大型公共交通機関に対して全くもって有り得ない話ではありますが、これに対する係員の返答は意外にも、「あ、はい」だったそうです(笑)

さすが海の男たち。

“心も広いし大きいな”なのでありました。
posted by piyota at 22:24| 東京 ????| Comment(8) | TrackBack(0) | 業界常識? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

メインの定義

いよいよ本日より雪国へ。

そして、その移動―

今回のロケは、本来北海道がメインなのでありますが、青森でのロケが1シーン分だけあったのと、さらに北海道へ渡るフェリー内での撮影とが相まって、スタッフ、キャスト共に、一度青森への集合となりました。

普通、北海道ロケといいますと、車両部や一部搬送スタッフ以外は、大抵飛行機移動になる事が多いもの。

それはやはり、移動も長距離になればなる程、スタッフにかかる負担や疲労も大きく、それがロケに支障を来たす恐れがあると判断されれば、それらを軽減する処置としては、飛行機移動が妥当だと考える事が出来るからです。

しかし今回の移動に関していえば、これらの常識が適用されず、さらにはこの中途半端な陸続きの距離が、それらスタッフ内の明と暗を分ける結果となってしまったのです。

つまり、メインスタッフと呼ばれる方々が飛行機での移動。 そしてその他、非メインと思われる輩は、雪の降り頻る最中、我々車両部と共に、衣裳や備品ギュウギュウのてんこ盛状態のロケバスで、約9時間にも渡る陸走を強いられたのです。

まぁしかし、それは今に始まった事ではありません。 言い換えれば、ロケ隊の待遇としては当たり前の日常と言っても過言ではないのです。

ですが、ここで一つの疑問が頭を過ぎります。

さて、メインスタッフとは、一体どういう振り分けなのでしょうか?

メインというからには、当然撮影の中心であると考えられますね。 ですが、どこまでが中心かといえば、それにはハッキリとした区分がないように思われるのです。

今までの経験上で例えるなら、まずは監督。 これは当然です。 そして、その付き添いのようなスクリプター。 さらにカメラマンと照明技師。 と、まあ、ここまでが、いわゆるメインと呼ばれる方々の筆頭ということになりましょうか。

しかしそれは、制作会社によって、その認識がかなり違っているように思われます。
メインとはつまり、各パートのドン。 その肩書きの筆頭。 それ以下は非メイン。

であるとすれば、美術やメイク、衣裳や録音技師等も、当然メインと呼ぶことが出来ますね。 ですから、制作会社の中には、これらのスタッフも、メインとして扱う場合もありますし、そうでない場合もまたある訳です。

しかし、そういう分け方をすれば当然、スタッフ内に不審感が芽生えます。 どうしてあっちはOKで、こっちはNGなのかと。 実際、そういったトラブルを何回も目撃したことがあります。

結局は皆、自分が可愛いだけなのか? それとも、自己主張したいだけなのか?

現場だけではなく、編集等のポストプロダクションにまで参加するスタッフをメインとするなら、カメラマンや照明技師は違いますし、ロケハンから参加しているスタッフを指してそういうなら、美術はあってもスクリプターは違います。

予算がないというのに、プロデューサーが飛行機という現場も、全くもって意味不明です。

年齢、経験年数、お年寄。

メインスタッフの定義―

それは…

もしかすると、その寿命に関係があるのかもしれない。
posted by piyota at 21:28| 東京 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

オールスタッフ

今日はオールスタッフ。

去年も全く同じ日に、この番組のオールスタッフをやり、新年を迎えました。

この番組は、シリーズものの2時間ドラマなのですが、主役キャストのスケジュール上、毎年この季節にやることになっているのです。 しかもそのほとんどが極寒の北海道ロケ。 まぁ主人公が北海道の人という設定なので、その辺は… 諦めるしかありません(笑)

という訳で、顔合わせが執り行われるスタッフルームへと出向いたのですが、集まったスタッフが、ほぼ去年と同じ。 メインからアシスタントに至るまで、ほとんど代わり映えがしなかったのです。

これまでの経験上、別の2時間ドラマシリーズの場合、監督やプロデューサーが同じでも、アシスタントまでは一致しないのが、スタッフ間のちょっとした常識。 それはシリーズとはいえ、撮影される時期が特定出来ない為、スタッフ同士のスケジュール合わせが困難であると推測されるからですね。

しかし当シリーズの場合、撮影時期が毎年同じ。 しかも年始め一発目ですから、1月クールの連続ドラマを担当していない限り、ドラマ組での年越しはありえません。

つまり、必然的に同じスタッフが集まるよう、旨いこと計算されている訳なんですよ(笑)

当然、同じスタッフであれば、段取りよく事を運びやすくなります。 それは、ロケ地の注意事項や宿泊場所、移動手段に至るまで、撮影以外に関する項目に無駄な説明をする手間を省く事が出来るからです。

毎回地方ロケともなると、宿泊や食事、移動に関して「どうなってるの?」「どうすればいいの?」と、なるのが、これまた一般スタッフ間のなくならない常識(笑)

ですが、それが同じスタッフなら、前回と同じようにして下さい!と言い放つことができ、後の行動は各自大人の責任で処理して頂ける訳です。

さてオールスタッフというものですが、ドラマロケの前には、必ずといっていい程、段取りされます。 これは、ただ顔合わせをするだけではなく、台本をみんなで一読する事によって、内容をより深く理解し、ロケにおける様々な疑問を、あらかじめ話し合う事が出来るという非常に有意義であるものなんです。 また台詞が変わっていたり、ロケにおける注意事項、用意する物等の再確認、更にロケセットが決まってから初めて分かる撮影技法や、全ての段取り等等を、各パートに伝えられる良い機会にもなる訳ですね。 

そして今回、車両部ロケバス担当の僕にとって、オールスタッフならではの情報を入手する事が出来たのです。

それは… 

以下回想。

監督 「このシーン17の車を運転する秘書、別のシーンで繋がるんだよなぁ」

助監督A 「これは… 内トラでやりますか」

   監督並びに助監督A、Bがこちらを見る。 思わず目を逸らすpiyota。

助監督B 「運転しますからね… piyotaさん、お願いします」

piyota 「あ゛?」

監督 「あ、piyotaちゃんでいいや」

   オールスタッフ終了後、衣裳部にpiyotaの衣裳を発注する助監督B。 


今回のオールスタッフ、僕は車両部ですが、運転に関する内容は、ほぼありませんでした。 

7日より、厳しい北海道ロケ。

僕は…

本職がまっとう出来るかどうか、今から少し不安です(^_^;)
posted by piyota at 18:34| 東京 ????| Comment(8) | TrackBack(0) | ロケ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月03日

正月早々の生中継を見て思う

皆様、あけましておめでとうございます!!

さて正月といいますと、ドラマ系ロケバスの業務は基本的には、お休みになります。

その理由としては、疲れ果てたスタッフに休養を… というような甘い考えでは毛頭なく(笑)、出演されるキャストが、正月用生番組に出られたり、はたまたハワイや海外で過ごされたり、そして当然の事ながら、撮影出来るロケセット自体が正月休みで使うことが出来ないといったような、様々な正当理由が挙げられます。

それでもしかし、この業界は、1年365日、さらには24時間、必ず誰かが絶えず動いてなければならないという、常識が成り立っているのは、避ける事の出来ない事実なんですね。

以前、僕が入社したての頃、正月には、お年玉付きの仕事(笑)がありまして、それは今現在、当社では参加してはいないのですが、年末から年始にかけて、しかも泊まりでのロケというのがありました。 

それはかの有名な“箱根駅伝”の生中継なんです。

それで僕等の仕事というのは、基本的には運転なのですが、まず年末の30日に、機材を積み込み、都内より箱根へと人員共々搬送します。 そこで各ポジション、僕等の場合は大抵小田原中継所界隈になるのですが、その小田原中継所を起点に、さらに数箇所のカメラポジションに分かれ、そこでの準備等の手助け、またはカメラなどのアシスタントをする事になる訳です。 

しかしこの小田原中継所界隈は、他の街中にある中継所とは違って、かなり過酷なものでした。 それはまず山の中にあるという事です。 僕等の担当していたポジションは、函嶺洞門といいまして、山間の川沿いにある吹き抜けのトンネル横で、唯一クレーンの上にカメラを載せて撮影する大掛かりなポジションでした。 さらにそこから、500メートルほど離れたトンネルの反対側、塔ノ沢温泉街の中心辺りに設置するBカメと共に、我々は陽も当らないような一日中氷点下の極寒の地での年越だったのです。

30日。 まず函嶺洞門へ機材を搬入します。 そこで、3キロ離れた小田原中継所より中継用のケーブルを繋ぎます。 更にクレーン機材もやって来て、そのセッティング等を始めます。 一方僕はというと、Bカメポジションの温泉街まで、カメラケーブルを這わすという作業に終始します。 これは、トンネル脇は歩道上に這わすだけでもいいのですが、カメラポジションまでの住宅や温泉街においては、その家の裏に回したり、屋根の上を這わしたりと、かなり大変な作業となります。 さらには見物客の邪魔にならないよう、落下防止や躓き防止の措置をとり、それでやっと作業完了となるのです。

それらの作業を終えると、1日目が終了し、ベースであるホテルへ帰ります。

しかし… なんとスタッフの多い事か!!

学生バイトや、中継スタッフ、アナウンサーやら関係各位、総勢4〜500人!?

そんな人数だから僕等の部屋は当然大広間。 持ち分は布団一枚分のスペースしかなく、ざっと見回しただけで200人部屋。 当然の事ながら、安眠なんて出来るはずもありませんでした。

31日。 おおよそのセッティングを終え、クレーンやカメラの動きをチェックします。 その間、僕等はとん汁等を作り、カメラマンの食事中にはカメラ番をし、運転そのものはほとんどしません。

そして騒々しい中にも、ある意味寂しい年越しをホテル内で迎えます。(ーー;)

1月1日。 本番前日。 本格的なリハーサルをとり行います。 これは、中継さながらに、東京よりランナーに見立てたバイクを、中継車が追いながら、箱根まで来るというもの。 僕等のポジションに辿り着くのは、スタートしてから、およそ5時間後。 それまでは、スピードの遅い一般車をランナーに見立てながら、練習を繰り返すのです。

2日。 本番当日。 リハーサルとほぼ同時刻待機。 僕等は見学者や、人避けに終始します。 そして… 先頭通過。 ランナーが来る度、クレーンを上下します。 しかし全てがオンエアーされるとは限りません。 そんな報われない作業ですが、僕等はこれを必死に繰り返します。 最後のランナーが通り過ぎると、往路が終了、撮影も終了となります。

3日。 復路は往路とは違い、朝一でここへやって来ます。 ですから3時には起きて、ポジションへと向かい準備します。 更に復路は繰り上げスタートの為、9時頃には、全てのランナーが通過してしまいます。 よってその直後から、大掛かりな撤収が始まる訳です。 撤収はまずBカメまで這わせたカメラケーブルを、這わせた順と逆に500メートル巻き取ります。 技術スタッフとクレーンスタッフは、持ち場の撤収。 そして僕等は次に中継所までの3キロにも及ぶ、カメラケーブルを回収する事になります。 こちらは先ほどとは違い、さらに難所。 橋の下を通っていたり、国道を渡っていたり… 約3時間ほど掛けてそれらを回収し、昼食をとって帰る事となります。 ここでやっと久々の本職です(笑)

帰路、まだまだ続いている中継を聞きながら… 

僕等はもう参加していませんが、これを未だに続けている撮影スタッフやその他のスタッフに捧げます。 風邪をひかぬように頑張って下さい!

そして…

皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
posted by piyota at 10:32| 東京 ????| Comment(6) | TrackBack(0) | ひとり言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする